妙義龍 肩透かしでV逸「やっちゃった」 それでもうれし8年ぶり三賞受賞
「大相撲秋場所・千秋楽」(26日、両国国技館)
1差で優勝を争っていた妙義龍は、明生に肩透かしで敗れて4敗目を喫し、夢がついえた。「立ち合いで体を起こされたので、まあやっちゃったな…という感じ」と肩を落としつつ、初めて千秋楽まで優勝争いを演じ「光栄。緊張感のある中でできたことが良かった」とうなずいた。
6度目の技能賞を獲得し、自身8年ぶりの三賞受賞となった。「決して派手な相撲ではないが、押し相撲で評価してくれてうれしい」。来場所は再び上位に上がることが確実だが、元気な34歳は「昨日、おとといと大関戦で、自分の相撲を取り切れば勝てると思ったので、そういう相撲を取っていきたい。このまま、けがなくやっていけたら」と力を込めた。