照ノ富士が新横綱Vに王手、千秋楽勝てば2場所ぶり5度目賜杯 3敗に妙義龍

 照ノ富士(左)に投げられた貴景勝にぶつかる行司の式守伊之助(撮影・園田高夫)
 貴景勝にぶつかり土俵下に落ちた式守伊之助(右下)=撮影・園田高夫
 貴景勝(右)を上手投げで下した照ノ富士(撮影・伊藤笙子)
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 「大相撲秋場所・14日目」(25日、両国国技館)

 横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が大関貴景勝(常盤山)を退け、2場所ぶり5度目の幕内優勝に王手をかけた。千秋楽で自身が勝てば優勝が決まる。

 新横綱での優勝は17年春場所の稀勢の里以来となる。

 照ノ富士は突き放されてから、懐に飛び込まれ、貴景勝を抱え込むような体勢になった。つかんだ左上手をはなさず、上手投げで相手を崩すと、再び上手投げ。相手を土俵に転がした。

 3敗勢は遠藤(追手風)が小結逸ノ城(湊)に突き落とされ4敗に後退。阿武咲(阿武松)は関脇明生(立浪)に立ち合いではたかれ敗戦。妙義龍(境川)は大関正代(時津風)を寄り切って3敗を守り優勝の可能性を残した。

 【成績上位力士】

▽2敗 照ノ富士

▽3敗 妙義龍

 照ノ富士に敗れた貴景勝、妙義龍に敗れた正代の両大関はともに6敗目(8勝)。

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