小池祐貴が五輪後初の100メートルで優勝「勝ててほっとしている」10秒19

 男子100メートル決勝を制し、笑顔を見せる小池祐貴(撮影・高部洋祐)
 男子100メートル決勝を制し、スタンドに向かって手を振る小池祐貴(撮影・高部洋祐)
 決勝で力走する小池祐貴(中央)=撮影・高部洋祐
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 「陸上・全日本実業団対抗選手権」(25日、ヤンマースタジアム長居)

 男子100メートルで東京五輪代表の小池祐貴(住友電工)が10秒19(向かい風0・5メートル)で優勝した。1度目のスタートで静止できず、2度目のスタートのリアクションタイムも出場選手で最も遅かったが、中盤から加速。トップを走る坂井隆一郎(大阪ガス)をゴール直前で捉え、0秒02差で制した。

 同じく東京五輪代表の山縣亮太(セイコー)、多田修平(住友電工)は予選を終えてコンディション不良などで決勝を棄権。ライバル不在のレース後、「思うようにはいかなかったが、勝ててほっとしている。後半しっかり走るのが自分のテーマだったが、落ち着いて走れた」と胸をなで下ろした。

 スタートの失敗は、セットに入った時に右ふくらはぎに軽いけいれんを起こしたことが原因だったという。「セットした時に(足が)プルッとして、やばいと手が動いてしまった。2回目も出るのが怖くてすごくゆっくり出た」と振り返った。

 東京五輪では予選敗退し、400メートルリレーでは決勝のバトンミスに泣いた。しかし、今大会では来年の世界選手権の参加標準記録(10秒05)を「追い風なら切れると思っていた。この数週間でかなりうまく練習できていた」と手応えを持って臨んでいた。26日には200メートルにも出場する。

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