日本卓球協会は１２日、東京五輪の報告会を都内で開催した。混合ダブルス金メダルなど３種目でメダルを獲得した伊藤美誠（２０）＝スターツ＝は、報奨金として計１０００万円を受け取った。

　伊藤は水谷隼（木下グループ）とのペアで金メダルを獲得したが、「一緒に金メダルを取れたことはすごく光栄だし、本当に組めて良かった」。一方、シングルスでは銅メダル、女子団体では銀メダルと中国の壁に阻まれただけに「もっと成長して、まずは今度シングルスで金メダルを取れるように頑張る」と１１月の世界選手権（米ヒューストン）に向けて気合を入れた。

　また、今大会限りで引退を表明している水谷は「大きな目標の一つが五輪金メダル、一つが卓球をメジャーにすること。１７年の時を経て、両方ともかなえられた」と達成感をにじませた。