東京パラリンピックの競泳男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)で悲願の金メダルを獲得した木村敬一(東京ガス)が10日、東京都内で行われた所属先の報告会に出席し「過去の大会とは比べものにならないほど、大きな大会になった。ただ『良かった』という言葉しか思いつかない」と改めて喜びを語った。
2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両大会は銀メダル止まりで、「金」に執着してきた。米国に練習拠点を移すなど、試行錯誤を続けたリオ大会からの5年を「心が忙しかった」と振り返った。13年から所属する同社には「たくさんのわがままを聞いていただいた」と感謝した。