パラバド19歳の梶原大暉が金メダル 競技始めて4年、世界王者撃破で初代王者

 ポイントを奪いガッツポーズする梶原大暉=国立代々木競技場
 ポイントを奪いガッツポーズする梶原大暉=国立代々木競技場
 韓国選手と対戦する梶原大暉=国立代々木競技場
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 「東京パラリンピック・バドミントン」(5日、国立代々木競技場)

 男子シングルス(車いすWH2)決勝が行われ、世界ランク6位の梶原大暉(19)=日体大=が、世界選手権4連覇のキム・ジョンジュン(韓国)を21-18、21-19で破り、金メダルを獲得した。

 競技を始めて4年の19歳が新種目で初代王者に輝いた。

 第1ゲームは一時7点リードしたが、15-15と追いつかれた。しかし、そこから再度突き放し、21-18で先取。第2ゲームも中盤まではもつれたが、終盤に突き放し、最後は高く上がったシャトルをスマッシュで強打して決着。「シャーッ!!」と叫びながら、左手でガッツポーズした。

 梶原は13歳だった15年に交通事故で右脚を切断。左足にはまひが残っているため、普段は手動車いすを使用している。17年にソーシャルワーカーのすすめでパラバドミントンを始め、19年デンマーク国際大会でシングルスとダブルス2冠を達成した期待の新星だった。

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