パラ学校連携観戦校での生徒2人の感染 組織委「県と市から連絡なし」参加有無は非公表
東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(SP)と、国際パラリンピック委員会(IPC)のクレイグ・スペンス広報部長が3日、メーンプレスセンター(MPC)で定例会見を行った。
千葉市の発表によると、東京パラリンピックの学校連携観戦プログラムで生徒を引率した教諭2人の新型コロナ感染が明らかになっていた市立中学で、新たに教諭2人、生徒2人の計4人の陽性が確認。市は、教諭2人はプログラムの引率者ではなかったと説明し、生徒2人が参加者だったかどうかは「保護者の意向」として公表されなかった。
高谷SPは「県と市から連絡はいただいていない状況」と説明。これまでに1万人が学校連携観戦を行ったことを明かし「我々としては万全の体制でお迎えする。来て頂く方も十分に対策をしていただければ」と、話した。
組織委の武藤事務総長は教諭2人の感染が明らかになった先月30日の会見で「大会との因果関係はない。観戦実施以前に発熱の症状があったと聞いている」と感染と大会との因果関係を否定している。
同校ではこれまでに教諭6人の陽性が明らかとなっており、感染者は計10人に。市は引率した教諭の感染判明を受け、全ての観戦プログラムを中止している。