照ノ富士「尊敬される横綱に」 史上最大の復活果たした男が決意

 大相撲秋場所(9月12日初日、両国国技館)の番付が30日、発表され、新横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が「尊敬される横綱に」とリモート会見で決意を語った。史上最大の復活を果たした不屈の男の「生き方」こそ横綱道と強調。先場所敗れた先輩横綱の白鵬(36)=宮城野=に雪辱し、2017年春場所の稀勢の里以来となる新横綱Vを目指す。

 番付表の横綱に照ノ富士のしこ名が刻まれた。両膝負傷などで大関から序二段に降下。どん底から、悲願の頂点にたどりついた。

 「必死に頑張ってきた日々を神様が見てくれていたのかな」と、かみしめた。

 横綱昇進伝達式の口上で「不動心」、「品格」と述べた。その言葉どおり、信じる横綱道を歩んでいく。

 「下(序二段)に落ちて一日一日、必死にやってきた。(不動心は)変わらない。『品格』は自分の生き方で証明していく。これからの自分が自分の考えている品格と思っていただければいい」と、決意をみなぎらせた。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)からは「軽い気持ちで物事を進まないように」と地位の重みを説かれた。兄弟子の元横綱日馬富士は暴力問題で引退。横綱白鵬は先場所、土俵上でのガッツポーズなどを批判された。

 新横綱は言動に責任感が求められる。照ノ富士は「土俵の上でも下でも存在感を(示し)、尊敬される横綱になりたい」と誓った。

 白鵬と東西横綱で並び、昨年春場所以来、横綱同士の対決も期待。白鵬の父が柔道の師匠で、角界入りにもつながった縁もある。

 恩あるモンゴルの大先輩には先場所千秋楽、全勝決戦で敗れた。「角界に入る道を切り開いてくれた先輩。勝って恩返しをしたい」と特別な思いがある。雪辱の「恩返し」は秋場所で果たす。

 8月4日に日本国籍を取得。師匠の名前をもらい「杉野森正山」の日本名で横綱の一歩をスタート。双葉山、大鵬、貴乃花、稀勢の里らに続く昭和以降7人目の新横綱Vを狙う。

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