ラグビー日本代表 アイルランドに惜敗 新戦力の斎藤&フィフィタはトライ

 アイルランド戦でトライ後のゴールキックを蹴る日本代表の田村(AP=共同)
 アイルランド戦で突進する日本代表のフィフィタ(ロイター=共同)
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 「ラグビー・テストマッチ、日本31-39アイルランド」(3日、ダブリン)

 2019年W杯1次リーグで勝利して以来の対戦となったアイルランドから再び勝利とはならなかった。ホームでは勝率が約85%以上の強さを誇る相手に引くことはなかったが、勝ちきれなかった。

 全英・アイルランド代表ライオンズ戦でトライを決め、今回は先発予定だったナンバー8姫野和樹(トヨタ自動車)が試合前に負傷により出場できず、テビタ・タタフ(サントリー)が急きょスタメンに繰り上がった。

 前半4分にSO田村優(キヤノン)がPGで先制。同8分にトライを奪われ逆転を許した。ただ、同11分にラインアウトからモールを形成し、最後はフランカーのリーチ・マイケル(東芝)が押し込みトライを決めた。

 同36分にはCTBラファエレ・ティモシー(神戸製鋼)のトライなどがあったが、同26分、終了間際にトライを奪われて前半は17-19とリードされて折り返した。

 「相手はスタートのところからかなりアタックしてくる」とジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)が予測していたが、そこに負けないアタックを前半に見せた。

 後半は新戦力が躍動した。同3分に代表2キャップ目のWTBシオサイア・フィフィタがトライ。同17分にはSH斎藤直人が敵陣22メートルライン手前から抜け出し、そのままインゴールへ飛び込んだ。今後の代表で中心となる若手2人が代表初トライをマークした。ただ、あと一歩及ばず31-39で敗れた。

 「僕たちはティア1のチームという認識を持つ」。5月の別府合宿でリーチがメンバーに説いた言葉を試す一戦でもあった。日本は新戦力を起用しながらも、ティア1のチームに敵地で善戦を見せた。

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