白井引退 恩師・畠田監督も功績称える「世界で1人」「シライ、あと3、4つできた」

現役引退会見に臨む白井健三。後方は日体大体操競技部・具志堅幸司部長=神奈川・日体大 横浜・健志台キャンパス(撮影・開出牧)
 感激の白井健三(右から3人目)。左から畠田好章副部長、同期・岡崎星香さん、鈴木亨さん、右から具志堅幸司部長、同期・粟野和樹さん=神奈川・日体大健志台キャンパス(撮影・開出牧)
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 体操男子の16年リオデジャネイロ五輪団体金メダルメンバーで、種目別ゆかで3度世界王者に輝いた白井健三(24)=日体大教員=が16日、横浜市の日体大健志台キャンパスで記者会見を行い、現役引退を表明した。リオ五輪で日本男子史上最年少金メダルを獲得した“ひねり王子”が、団体メンバー5人の中で最も早く競技を退く決断を下した。

 圧倒的なひねり技を武器に、世界を席巻した。シライの名がつく技は床で3つ、跳馬で3つ。日体大で指導にあたったバルセロナ五輪銅メダリストの畠田好章監督は「跳馬の3回ひねり(シライ/キムヒフン)やゆかの前方3回ひねり(シライ2)は他の選手もやるようになってきたが、それ以外に関してはこれだけ技術が発展している中でも他の選手はやらない。(ゆかの)4回ひねりもなかなか使ってこない。(白井のように)最後にやる選手はまだ見たことがない」と、革命的な技の数々を称賛した。

 その上で「あとやろうと思えば、3、4つできていたと思う。世界で1人しかいない床のスペシャリスト。そういう選手が日本に、そしてこの大学にいたことを誇りに思う。体操界にとって、言葉にできないぐらいの選手だった」と、ねぎらった。

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