千葉が悲願の初優勝 コロナ禍乗り越え“三度目の正直”富樫勇樹「全員を誇りに思う」

 「バスケットボール男子・Bリーグ・決勝第3戦、千葉71-62宇都宮」(1日、横浜アリーナ)

 2戦先勝方式の第3戦が行われ、千葉が悲願の初優勝を果たした。一進一退の攻防が続き、50-50で最終クオーターに突入。残り2分で1点リードの場面から千葉が少しずつ得点を重ね、残り30秒で5点リード。最後は71-62と差を広げ、終了のブザーが響くと大歓声がアリーナに響いた。千葉は過去2度決勝に駒を進めるも、いずれも準優勝。悲願の初優勝をつかみとった。

 遠かったこの勝負の1戦を、千葉がついにつかんだ。“三度目の正直”で初優勝。勝利のブザーが響くと、大野ヘッドコーチをはじめ選手も目を赤く染めた。攻撃の要としてチームをけん引した富樫勇樹主将は「この瞬間のためにこの1年間頑張ってきた。チーム全員を誇りに思う」。歓喜の輪が広がった。

 3月末から4月序盤まで、チーム内で新型コロナウイルス陽性者が出たためチームは約2週間活動停止。その後はハードスケジュールでリーグ戦をこなす日々が続いた。「大変なシーズンだった」と富樫。それでも、これまでの準優勝は「何かが足りないと思った」と、練習からハードな姿勢を貫き続けた。

 「最後笑えるように1年やってきた。本当に良かった」。勝利の味は格別だった。

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