国際オリンピック委員会(IOC)委員を務める世界陸連のコー会長(英国)は14日、新型コロナウイルス感染再拡大で中止論が高まっている東京五輪の今夏開催に自信を示し「(コロナ禍でも)世界各地で観客を入れて大会を開催してきた。世界中の数十億もの人々、選手や放送局が五輪開催を望んでいる」と述べた。ロイター通信が伝えた。
同会長は、ワクチンの普及が開催への後押しになっていると指摘。日本国内の世論に理解を示しつつ「スポーツは地域社会で非常に重要な役割を果たしている。無観客や観客を減らす場合でも、選手やスポーツ界は受け入れる」と開催の意義を訴えた。