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五輪落選 寺本明日香、完全燃焼に涙 自らに「10年よくここまで頑張ったね」

女子個人総合で5位に終わった寺本明日香の跳馬=長野市ビッグハット(代表撮影)
女子個人総合の競技を終え、寺本明日香(左)とタッチを交わす村上茉愛。奥は畠田瞳=長野市ビッグハット(代表撮影)
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 「体操・NHK杯」(15日、ビッグハット)

 東京五輪代表選考会を兼ねて女子が行われ、優勝した村上茉愛(24)=日体ク=、2位の畠田瞳(20)=セントラルスポーツ=、3位の平岩優奈(22)=NPO戸田スポーツクラブ=が自動的に内定。残り1枠は強化本部による協議の末、4位の杉原愛子(21)=武庫川女子大=に決まった。昨年2月の左アキレス腱断裂から復帰し、3大会連続五輪代表を目指した寺本明日香(25)=ミキハウス=は5位に終わり、無念の落選となった。

 全日本終了時点で6位だった寺本は最初の種目の跳馬で高難度の大技チュソビチナを決め、14・733点の高得点をマーク。追い上げムードを作ったが、最後の床ではミスが出て力尽きた。

 それでも取材エリアに現れた寺本の表情は清々しかった。「めっちゃスッキリしちゃいました。昨年12月の全日本からここまで戻してこれた。もう五輪じゃなく寺本明日香としてNHK杯に出たかったし、それが発揮できた。失敗はあったけど、凄く楽しかった」と、笑った。

 大会前に気持ちの整理はついていた。「自分はもう正直、今の体、コンディションでは五輪に出て戦えるかと考えると、違うなと感じていた。過去2大会は選考会は通過点だったけど、今は入るか入らないかギリギリ。出たい気持ちはあったけど、勝負の世界なので、そんな甘ったるいものじゃない。これが寺本明日香だという体操をお届けしたいと思っていた」。

 過去2大会、体操女子の中心としてけん引し、19年には団体出場枠の獲得にも大きく貢献した25歳。選ばれた4人に「心の底から応援したい」と、エールを送り、補欠に選出された場合は受諾する意向を示した。

 最後に自身に贈る言葉を問われると、涙が溢れた。「いろいろ思い出して・・・。『10年よくここまでやったね』って。(涙は)悔しいとかじゃないんです。違うんです。結構自分でも体操界で10年トップでいれて、ここまで引っ張ってこれて幸せだったなって。本当に楽しかった」と、小さな体をねぎらった。

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