瀬川和正、種目変えて初の五輪内定「ホッとした」体重15キロ増やしフィン級に適応

 「セーリング・東京五輪代表選考会」(14日、葉山港沖)

 瀬川和正(31)=米子産業体育館=が全12レースで1着となり、初の五輪代表に決まった。2020年2月にレーザー級の五輪代表選考会で落選し、種目を変えて臨んでいた。フィン級は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会の延期や中止が続き、唯一代表が決まっていなかったため日本セーリング連盟が独自に選考会を開いた。

 ようやく夢舞台にたどりついた。初の五輪切符を獲得した瀬川は、「内定できてホッとした気持ち」と表情を緩ませた。

 元々はレーザー級の選手だが、20年2月の東京五輪代表選考会で代表権を逃し、「もう一度五輪に挑戦して克服したい」とフィン級に転向した。種目を変えたことで、「体重がある人でないとパフォーマンスは発揮しづらい」と、約1年で体重を約15キロ増やした96キロにするなど、地道な努力を続けてきた。

 東京五輪での目標は「メダルレースに残ること」と宣言する。屈強な精神力で、夢舞台でも躍動する。

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