IOC会見で異常事態 反五輪の抗議者まぎれ「五輪はどこにもいらない」 強制終了

 国際オリンピック委員会(IOC)は12日、理事会を開催後、マーク・アダムス広報部長によるオンライン会見が行われたが、終了間際の質問者が反五輪の抗議を行う異常事態となり、不穏な空気が流れて終了した。

 現在の五輪の取り巻く空気を象徴するようなトラブルだった。開催の是非が問われる東京五輪についての質問が集中した後、某ウェブメディアの名前が読み上げられ当てられたが、反五輪の旗を掲げる男が登場。「No Olympics anywhere、No Olympics anywhere(オリンピックはどこにもいらない)」と低い声で繰り返し、放送禁止用語とともに「私たちは五輪を望んでいない。LAに五輪はなく、東京にも五輪はない」と訴えた。質問は突如終了。広報部長が取り繕うように、終了を告げて、会見は終わった。

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