ラグビーTL・パナソニック坂手主将 今季限り引退の福岡とともに頂点へ「一緒に楽しみたい」

 ラグビー・トップリーグ(TL)パナソニックのロビー・ディーンズ監督(61)と主将のフッカー坂手淳史(27)が12日、オンライン取材に応じた。坂手は「やるべきこと、見せないといけないことは変わらない」と無観客開催となるプレーオフトーナメント準決勝・トヨタ自動車戦(15日、花園)へ意気込みを語った。

 相手となるトヨタ自動車は、レッドカンファレンス2位の強敵。ディーンズ監督は「トヨタ自動車はいいチームなのは間違いない」と警戒。それでも、自分たちの現状については「チームとして全ての局面でこれまでより成長している」と自信を持って臨む。

 坂手は、医学部に進学し今季限りで引退するWTB福岡堅樹(28)のためにも勝利を誓った。「もっと一緒にやりたい気持ちはもちろんある」と正直な同期への気持ちもあふれつつ、「ただ、堅樹の夢のために次のステップにいくということも応援したい。残り多くても2試合。一緒にできることを楽しみたい」。準決勝を勝ち抜き、最大の2試合を戦う覚悟だ。

 「優勝だけを見ている」と坂手。最後に日本代表でも苦楽をともにした福岡とTLの頂点に立つ。

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