IOCバッハ会長の来日延期 組織委「できるだけ早期に訪日」で再調整

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は10日、5月17日の広島での聖火リレーに合わせて調整していた国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)の来日を延期すると発表した。

 組織委は「今後の国内の新型コロナウイルスの感染状況と諸情勢を見極めながら、できるだけ早期に訪日していただく方向で再調整してまいります」とコメント。関係者によると、緊急事態宣言が明ける6月の来日で再調整を進めている。

 7日の定例会見で組織委の橋本聖子会長は、緊急事態宣言が今月末まで延長されたことを受け、バッハ会長の5月の来日について「非常に厳しい。困難な状況の中でおいでいただくのはバッハ会長にも大きな負担をお掛けすることになる」との認識を示していた。

 バッハ会長を巡っては、米有力紙ワシントンポストが新型コロナウイルス禍の中で日本に五輪開催を強要しているとして、同会長を「ぼったくり男爵」と痛烈に批判するコラムを掲載。国内外で批判が高まっている。

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