栄監督が敗訴…レスリング女子パワハラ訴訟 告発内容リークで損害賠償求めるも棄却

 レスリング女子の伊調馨らへのパワーハラスメントで告発された栄和人・至学館大監督(60)が、虚偽を含む告発内容を週刊誌などにリークされ名誉を傷つけられたとして、伊調を指導していたコーチの田南部力氏に330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は10日、栄監督の請求を棄却した。

 栄監督側は、告発には田南部氏しか知り得ない情報が含まれているとして「代理人の弁護士に依頼し、多数の虚偽内容をリークさせた」と主張したが、成田晋司裁判長は、この弁護士が告発内容は主に他の関係者からの情報に基づくと否定しているとして「原告の主張には証拠がない」と判断した。

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