負けたら引退の福岡堅樹3人抜きトライ パナソニックが準決勝進出 ラグビーTL

 後半、トライを奪うパナソニック・福岡
 後半、ディフェンスをかわしトライを決めるパナソニック・福岡
 後半、トライを奪い松田(左)らに祝福されるパナソニック・福岡(右)
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 「ラグビー・トップリーグ、パナソニック32-17キヤノン」(8日、熊谷ラグビー場)

 パナソニック(ホワイトカンファレンス1位)が4トライ32得点でキヤノン(同5位)を退け、4強を決めた。後半17分には、負けたら引退のWTB福岡堅樹がトライを挙げた。15日の準決勝でトヨタ自動車と対戦する。

 開始2分で先制トライを奪った。ラインアウトからCTBハドレー・パークスのキックパスを日本代表候補CTBディラン・ライリーが受けて、そのままトライを決めた。

 同14分には、SH内田啓介がトライ。その後はSO松田力也がPG2本を成功させ、20-3で折り返した。

 後半7分、キヤノンのSO田村優にトライを許し、コンバージョンキックも決められ10点差に迫られた。

 それでも、流れは渡さずホームの熊谷を沸かせたのは、WTB福岡堅樹だった。同17分、自陣22メートルラインでボールを奪うと、そのまま個人技で3人をかわしてトライ。4月から順大医学部に通いながら“二刀流”での挑戦となっているが、以前と変わりないスピードで誰も止められなかった。

 福岡は「チームがすごくいいディフェンスをしてくれていた。勢いを与えるプレーができてよかった」と振り返った。

 パナソニックは、その後も得点を重ね差を見せつけた。

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