聖火リレー、沖縄戦の激戦地走る 64年第1走者「最高の日」

 東京五輪の聖火リレーは2日、沖縄県での2日目を迎えた。米軍統治下の沖縄から始まった1964年東京五輪聖火リレーで第1走者を務めた宮城勇さん(78)が再び聖火を手に、沖縄戦最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和祈念公園を走った。

 公園内の石碑「平和の礎」に戦争で亡くなった父親らの名が刻まれている宮城さんは「父や親類が眠る場所で聖なるトーチを掲げて走れた。人生最高の日となった」と話した。

 64年の聖火リレーでは沿道の人々が本土復帰への切実な思いを胸に日の丸を振った。妻邦子さん(78)は今回、勇さんの母親が大事にしていた日の丸を振って応援した。

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