三段目の響龍が死去 春場所13日目に負傷、頸椎損傷の疑いで闘病も

 日本相撲協会は29日、三段目の響龍(境川)=本名・天野光稀=が急性呼吸不全のため28日に都内病院で死去したことを発表した。28歳だった。

 春場所13日目、3月26日の取組で投げられた際、首付近から落ちた。うつぶせのまま、土俵上で動けず、たんかに乗せられ、救急搬送された。頸椎(けいつい)損傷の疑いで意識はあるが、首から下が動かない状態となり闘病していた。

 葬儀は部屋関係者のみで執り行われる。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「この度の訃報に接し、協会員一同、心より哀悼の意を表します。ご遺族の皆様方のご傷心を察しますと、お慰めの言葉も見つかりません。私自身、突然の訃報にただただ驚き、ぼう然としております。1カ月以上にわたる闘病生活、さぞ辛かったかと思いますが、ご家族や師匠らの懸命の看病のもと、力士らしく、粘り強く耐え、病魔と闘ってくれました。今はただ、安らかに眠って欲しいと願っております。懸命の治療を施してくださった医療関係者の皆様には故人に代わり、深く感謝申し上げます」とコメントを出した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス