飛込予選 豪が不参加“ワクチンなし”に懸念「安全ではない」揺らぐ前提 五輪暗雲

 飛び込みのオーストラリア連盟は23日、東京五輪最終予選とテスト大会を兼ねて5月1~6日に開催されるワールドカップ(W杯、東京アクアティクスセンター)に、選手団を派遣しないと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、東京都に緊急事態宣言が再発令されることから「安全ではない」と判断したという。五輪開幕まであと3カ月と迫る中、主要国から辞退が出たことは、波紋を呼ぶ可能性がある。

 五輪開幕までちょうど3カ月となった区切りの日に、日本が強烈な“ダメ出し”を食らった。

 飛び込みの豪州連盟は声明で「ダイビングチームを21年W杯から撤退させるという難しい決断を下しました。アスリートの健康と安全を最優先事項と考えていましたが、アスリートと役員をW杯に送ることは安全ではないことが明らかになりました」とし、選手団を派遣しないと発表。「日本は現在、新型コロナウイルスの第4波の危機に瀕しており、東京はまもなく緊急事態宣言に入ります」と、現在の日本の状況を指摘した。

 「五輪の前にはワクチン接種を受けられるので、五輪は安全なイベントになると確信しているが」と前置きした上で「W杯に先立って予防接種はできなかった。現時点で公正で安全な五輪予選イベントの開催は不可能というのが私たちの立場です」と、決断の理由を説明。これまで国や、都、大会組織委員会は基本的に選手や関係者がワクチンを接種していないことを前提に準備してきたが、“ワクチンなし”で日本へ渡ることは「安全ではない」という認識が示されたことになり、他国への影響も懸念される。

 組織委は「(豪州不参加の情報は)承知している。大会は国際水泳連盟も了承した計画をもとに運営され、安全性は十分に確保されている」とコメントを出したが、大会関係者は「追随する国が出なければいいが」と、頭を抱えた。

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