羽生結弦 オフ期間は4回転半の完成目指す「やっと道筋が見えてきた」
「スターズ・オン・アイス」(22日、横浜アリーナ)
2014年ソチ、18年平昌五輪男子2連覇の羽生結弦(26)=ANA、全日本選手権女子2連覇の紀平梨花(18)=トヨタ自動車=らが出演した。羽生は16-17年にショートプログラム(SP)として演じたプリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」を演じ、ロックナンバーで会場を沸かせた。
20年はコロナ禍で多くが中止となったアイスショー。公演を終えた羽生は「いやぁ、正直すっごい緊張しました」と汗をぬぐった。
この「スターズ・オン・アイス」も、20年公演を21年に1年延期する形で開催。当初は4月初旬に実施される予定だったが、感染拡大による選手の入国制限、隔離措置などの影響で、この日の開幕へと変更されていた。
「楽しんでもらいたいというのが一番です。こうやってアイスショーをさせていただくことも特別なこと」と羽生。「せっかくなら心から燃え上がるような、明日への活力になるような演技がしたいと思った」と話した。
今後のオフ期間は、かねて挑み続けてきた4回転半ジャンプの完成を目指す。「(3月の)世界選手権前にかなり4回転半の練習をして、やっと道筋が見えてきたかなと思う」とし「1からアクセルを作り直して、4回転半を、羽生結弦のジャンプだと思ってもらえるようなジャンプにして、来季に向けて頑張っていきたい」と語った。