朝乃山、明生を圧倒11勝3敗「もろ差し、スピード…めったにできないので指名」

朝乃山
合同稽古で明生(右)を攻める朝乃山=両国国技館内の相撲教習所
合同稽古で明生(右)を寄り切る朝乃山=両国国技館内の相撲教習所
3枚

 大相撲夏場所(5月9日初日、両国国技館)に向けた合同稽古3日目が21日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、大関朝乃山は幕内明生(25)=立浪=を三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)に指名し、11勝3敗と上々だった。

 先場所も退け、過去5勝1敗ながら、成長株を警戒。「先場所、3枚目で勝ち越ししてますし、来場所も当たりますし、その他にもろ差し、スピードが備わっているのが明生関の武器でもありますので、それを肌で、めったにできないので指名しました」と語った。

 右差しが早く、組み止めて寄り切る貫禄の内容が光ったものの、明生に左差しを許すと、劣勢に立たされた。「やっぱり本場所は一番なんですけど、三番(稽古)で何番も取っていくと、やっぱり差されたり、そういうのがありましたので、そこが悪かったです。しっかり自分の形になるように稽古していかないと本場所も出ないですし、相手も右を差せないように体勢を低くして額を下げていました」と振り返った。

 得意の右四つだけでなく左四つでも構わず出る相撲もあった。「これからそういう部分も必要だと思うので、少しずつ左四つも取りにいけたらいいなと思います。流れで左四つになったとしてもしっかり攻められるようにしていきたい」と語った。

 合同稽古も22日が最終日。「ケガしないように、誰かと相撲を取っていい形で番付発表を迎えたいです。(体の仕上がりは)特に変わらないですよ。いつも通り」とキッパリ。2年ぶり夏場所制覇へ、順調だ。

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