東京五輪サーブル女子代表・江村美咲 フェンシング界初のプロへ「五輪で金メダルを」

 プロ宣言・所属契約発表会に出席した江村美咲(右)と株式会社立飛ホールディングスの村山正道社長=都内
 剣を持ち笑顔を見せる江村美咲=都内
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 フェンシングで東京五輪女子サーブル代表に内定している江村美咲(22)が9日、都内で行われた株式会社立飛ホールディングスとの所属契約発表会に出席した。3月に中大を卒業。4月からフェンシング界初のプロ選手へと転向し、「今まで以上に自分の勝ち次第でこれから活動していけるかに差が出てくる。リスクもある挑戦だけど、自分の可能性を信じて、まずは東京五輪での金メダル獲得に向けて頑張っていきたい」と抱負を語った。

 プロ転向の経緯について2つの理由をあげ、「1つ目は昨年開催される予定だった五輪に向けてご支援をいただいていたスポンサーの皆さまに、まだ何も返すことができていない状態のまま特定の企業に就職する選択ができなかった。もう1つは今までフェンシングで、スポンサー収入のみで活動してきた選手がまだおらず、前例のない新しい道を自分が切り開きたいと思った」と明かした。

 約1年ぶりの国際大会となった3月のW杯(ブダペスト)では本戦には進めなかったものの、代表選考基準を満たして東京五輪代表に内定。反省もあったが「久々に海外の選手と剣を交え、この1年間、日本で練習してきたことの正しかった点と間違っていた点を、そこでやっと見直すことができた」と収穫もあった。

 フェンシングはエペ、フルーレ、サーブルの3種目があり、中でも「サーブルが特に(得点を取ったときの)動作も感情表現も激しい」と魅力を語る。五輪本番では「普段の姿からも想像できない姿が見せられるんじゃないかなと思う。出る声全部出すくらいの声を出します」と笑顔で意気込んだ。

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