「フィギュアスケート・世界選手権」（２７日、ストックホルム）

　男子フリーが行われ、ＳＰ６位と出遅れた宇野昌磨（２３）＝トヨタ自動車＝はフリー３位と巻き返し４位に入った。

　宇野は、冒頭の４回転サルコーがやや回転不足となるなど、やや苦しい立ち上がりとなったが、その後は演技をまとめきった。フィニッシュポーズを解くと、ランビエルコーチの方を見て確認してから右拳を握った。「ガッツポーズできる演技ではなかったですけど、まあまあと。何よりコーチが喜んでくれたのがうれしかった」。北京五輪に向けては「ひねくれた答えになってしまうが、僕はまだ代表に選ばれてない。選ばれることが課題」と足元を見つめた。