若隆景、7連勝で1差接近!首位高安を寄り倒し「自分の相撲を取れている」

 「大相撲春場所・13日目」(26日、両国国技館)

 平幕若隆景が、2敗で単独首位に立っていた小結高安を寄り倒し、7連勝で9勝4敗としトップに1差に迫った。関脇照ノ富士は大関正代を寄り切って3敗をキープ。朝乃山は貴景勝との大関対決ではたき込まれともに9勝4敗。優勝争いは3敗の高安と照ノ富士を、4敗で朝乃山、貴景勝、若隆景、平幕碧山、平幕英乃海の5人が追う大混戦となった。

 しぶとい相撲で優勝争いに割って入った。低く当たって下から攻め続けた若隆景。高安の強引なはたきをこらえ、引いて2度泳がせると、最後は投げの打ち合いを際どく制して寄り倒した。

 「下から上という意識で攻められたのはよかった。はたきは頭に入れるようにしています」と振り返った若隆景。2勝4敗からの7連勝について「一日一番しっかり自分の相撲を取れていることがいい」と語った。

 11日に発生から10年を迎えた東日本大震災の被災地である福島市出身。場所前には「10年前は相撲を見ている側だった。自分は今は逆に相撲で頑張って、福島を勇気づけられたら」と奮闘を誓っていた。最高の結果が現実味を帯びてきたが、「意識は全然ない」と気持ちを引き締めた。

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