“最弱力士”勝南桜、再び89連敗に…自身の記録に並ぶ

 大志龍(左)に寄り切りで敗れた勝南桜(撮影・高石航平)
太志龍に敗れ、引き揚げる勝南桜=両国国技館(撮影・高石航平)
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 「大相撲春場所・11日目」(24日、両国国技館)

 史上ワースト89連敗の“最弱力士”東序ノ口24枚目の勝南桜聡太(しょうなんざくら・そうた)=22、式秀=が大志龍(木瀬)に寄り切られ、一番相撲から6連敗となった。連敗はついに89まで伸び、自身の持つ連敗記録に並んでしまった。

 四つに組んだが、力負けし、あっさり土俵を割った。リモート取材は広報部に「また今度でお願いします」と伝え、応じなかった。

 先場所、服部桜太志(はっとりざくら・ふとし)から改名。神奈川県茅ケ崎市出身で「地元の名前を入れたかったので『湘南』を入れた」と言う。下の名前は将棋界を席巻するスター、藤井聡太2冠から名付けた。

 先場所は8連敗。これで改名後、14連敗と白星が遠い。15年九州場所の序ノ口から、通算3勝223敗1休。七番相撲で全敗を阻止し、何とか連敗記録の更新は避けたい。

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