炎鵬が87キロ差をはね返す「我慢して我慢して」千代丸を転がして2連勝
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「大相撲春場所・2日目」(15日、両国国技館)
関取最小兵168センチ、98キロの十両炎鵬(26)=宮城野=が185キロの千代丸(九重)を引き落としで倒し、初日から2連勝とした。
低い姿勢から突き放し、下がらない。先手を取り攻め込むと左差し。巨漢を転がした。
過去1勝4敗、幕内で2連敗だった相手に雪辱。「我慢して我慢して相撲が取れた。まだ2日、あしたはあしたで自分の相撲が取れるように」と、気を引き締めた。
19年夏場所から幕内を維持し、最高位は東前頭4枚目まで上がったものの、昨年春場所から4場所連続で負け越し先場所、十両に陥落した。先場所は兄弟子の横綱白鵬が新型コロナウイルスに感染した影響で全休。今場所、2年ぶりの十両土俵に立つ。
「体も動いている。継続してやっていけるように」と、幕内復帰を目指し、白星を重ねていく。