ボクシング五輪最終予選中止を受け入れ 男女5選手の追加枠獲得は不可能に

 東京五輪のボクシング世界最終予選の実施を要望していた日本ボクシング連盟が27日、国際オリンピック委員会(IOC)の特別タスクフォースによる中止方針を受け入れると発表した。日本はすでに獲得している出場枠(男子4、女子2)を除き、追加で獲得できる可能性が事実上なくなった。

 世界最終予選には、日本から男子フェザー級の堤駿斗(東洋大)ら男女5選手が出場予定だった、しかし、タスクフォースはコロナ禍によって世界最終予選を中止し、残る男女計53枠は17年からの国際大会の成績を元にしたランキングで決めると決定。日本勢の実績では枠の獲得は不可能となった。

 内田貞信会長は「感染拡大が世界で問題となっている状況を盛り込んだ内容を理解し、受け入れることとしました」と文書で発表。「今後はオリンピックホスト国の国内競技団体として、BTF(タスクフォース)との連携を強化し、オリンピックでのボクシング競技の成功に向けて、協力していくことを改めて確認しあいました」とコメントした。

 同連盟では、古いランキングでは各国とも不平等になることなどを理由に、嘆願書を出すなどして最終予選開催をアピールしてきた。

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