桃田賢斗 3月の全英OPで国際大会復帰 コロナ感染で1月は遠征断念

 日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事が27日、都内で行われた理事会後に取材に応じ、3月17日に開幕する全英オープンについて、日本代表を派遣する方針を示した。全英オープンは昨年1月に遠征先のマレーシアで交通事故に遭った男子シングルスで世界ランク1位の桃田賢斗(26)=NTT東日本=の国際大会復帰戦となる。

 新型コロナ禍での海外遠征に、選手間の接触を減らした厳戒態勢で臨む。協会は大会に先駆け、代表合宿を28日から3月6日まで実施。合宿後は一度解散し、12日に羽田空港に再集合して、PCR検査を行う。選手はホテルで結果を待ち、陰性であれば13日に出発する予定だ。

 1月のタイ遠征では、桃田が空港で受けたPCR検査で陽性判定となった。スタッフを含め他に陽性者はいなかったが、代表メンバーは事前合宿から一緒のバスで空港に移動するなど隔離が十分でなく、全選手の遠征が中止となった。銭谷専務理事は「(PCR検査の)結果が出るまで、(メンバー同士が)できるだけ接触しないように指示してます」と前回の反省を生かすと説明した。

 桃田は昨年12月の全日本総合選手権で事故後初の大会でありながら、優勝。1月の国際大会での活躍も期待されていただけに、「相当落ち込んだんじゃないですか」と銭谷専務理事。「その悔しさで優勝してほしい」と1年2カ月ぶりの国際戦に期待を込めた。

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