新生時津風部屋が初稽古 35歳の新師匠「変わらずやっていけたら」

新師匠として初の稽古を見守る時津風親方(代表撮影)
豊山(右)を組み止める正代(代表撮影)
正代(右)をのどわで押し込む豊山(代表撮影)
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 正式に新師匠となった大相撲の時津風親方(35)=元幕内土佐豊=の下で新生時津風の初稽古が25日、都内部屋で行われた。師匠は部屋付き親方時代と変わらず、まわしを締め、稽古場で弟子らを指導。最後は四股を踏み、弟子らに混じり、腕立て伏せを行い、稽古を締めた。

 前師匠(元幕内時津海)が新型コロナウイルス感染防止の規定違反のため退職。名門部屋の立て直しは35歳の情熱に託される。

 弟子らとともに汗を流しながらのスタートに「これまでと変わらずやっていけたら。今まで通りに。(弟子らと)年も近いので、そこは気持ち的にも」と、力を込めた。東農大の後輩、大関正代、幕内豊山とともに「力を合わせて盛り上げたい」と決意した。

 正代は22日に前師匠の処分決定後、新師匠と話し、「今後の方針」など説明された。「やり方とか変わるわけじゃない。今のところ特別な感じはない。これから分かってくると思う。落ち着いて対応できたらいい」と、淡々と語った。

 気持ちは春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けている。「親方が変わったから、成績に響いたとか言われるのはしゃくなので、言われないように頑張らないといけない」と意気込んだ。

 新師匠は自主性を大事に大関にも「伸び伸びやってほしい」との考え。「そこは前師匠と変わらない。自分は自分なりに考えてやっていけたら」と、責任を改めて実感した。

 豊山は「1人で背負い込む方なので、弱みを出さない方なので(幕内)2人と親方3人の5人でサポートをすることがあればと思います」と、師匠とともに全力で部屋を盛り立てていく考えだ。

 「新しい師匠になったからとか言われないようにするしかできない。われわれはわれわれなりに頑張れればいい」と気合。昨年春場所以来1年ぶり勝ち越しを目指す。

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