御嶽海、10キロ減量で「俊敏性」手応え 先場所で「筋力が落ちたわけじゃないと確認」
大相撲の小結御嶽海(28)=出羽海=が16日、都内の部屋で幕下以下数人を相手に15番取って調整した。相撲は前日15日から再開しており、現在は「俊敏性を磨くこと」に重点を置いている。
若い衆のぶつかりに40番近く胸を出し、自身のぶつかり稽古も徳俵から徳俵まで長い距離を押すことで下半身強化に努めてきた。
「自分は以前からスピード=重さ(相手に与える圧力の強さ)だと思ってきた。少し前までは体重が増えていっても、そこに自分の持ち味のスピードが絡めば、さらに重さが出ることになる-と思ってきたが、どうもしっくりきていなかった」と、体重を見直した。
一時期、180キロ近くまで増えていたが、コロナで外出が減ったこともあり現在は初優勝した18年名古屋場所の頃以来、170キロを切った。「1月の初場所で、自分の感覚を確かめてみて筋力が落ちたわけじゃないなとも確認できた。思い通りに動けることが大切」と手応えがある。
部屋には関取が自身しかおらず、新型コロナウイルスで出稽古が禁止される中、調整は難しい。それでも先場所は9勝6敗。昨年名古屋場所から5場所連続で三役を維持する。「(先場所は)引かずに前に出る自分の相撲が取れていた」と言う。4日目から4連敗し2勝5敗となりながら8日目から6連勝。大関3人も総なめした。
先場所、幕内大栄翔が初優勝するなど、場所ごとに新ヒーローが続出している。そんな中、大関候補は今年こそ存在感を見せたい。「自分は三役として、毎場所しっかり15日間務めることを大事にして、2桁勝利を当たり前のように挙げていきたいと考えている」と意気込んだ。
20日から6日連続で行われる合同稽古は参加する意向。他部屋の関取衆との貴重な実戦機会を生かし、春場所で上位争いを目指す。
年に1度の大阪開催場所は東京開催に変更となった。2015年春場所で初土俵を踏み今年が7年目となる。「大阪の後援者からは、(大阪開催ではなく)残念だという連絡ももらった。自分も寂しいけれど、TV越しに見てもらって、自分としては(7年目のスタートなるので)特別な場所にしたい」と、気合を入れた。





