川淵三郎氏が後任巡る発言で謝罪「いらんことを話した」「全ての責任は自分にある」

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の後任会長を辞退する意向を示した川淵三郎氏が12日、組織委の合同懇談会に出席後、千葉県内で取材に応じた。

 森喜朗氏が冒頭で会長辞任を表明した懇談会で、後任会長の決め方について話し合われている際に発言し、仮に自身が会長就任を求められても辞退することを表明した。11日に取材応対を受けた際には受諾する意向を示していたことを踏まえ、「この2、3日みなさんに大変迷惑をかけた。会長の有力候補であるかのように(メディアに)書いてもらっているが、それが僕の対応が悪かったせいで僕の責任です。全てのことに対して、白紙に戻して候補に対して辞退しますと辞退宣言をした。大変迷惑かけて申し訳なかった」と振り返った。

 「いらんことを話したから」と、混乱を招いたことを申し訳なさそうにした川淵氏は、「会長に自分がなったらとか、選挙ならいいけど、あたかも自分がなったかのような、しかも理事にもなってないのに、そういうことを言ったことはよくないなと、そういう反省の意味を込めて全ての責任は自分にある」と語った。「マスコミにも迷惑かけたし、全国の皆さんにも迷惑かけた。昔からJリーグとか、日本サッカー協会の会長をやっているときにマスコミの皆さんにはできるだけサービスして話したほうがいいという習性がまだ残っていた。それが今回多くの人に迷惑かけた。僕としてはお詫びをしてスッキリした」と現在の心境を述べた。

 森氏にはこれから電話をするとし、「新しい人が出てきて素晴らしい五輪が開催できればいいなと。すごく純粋な気持ちで今日は帰ってきました。もう、鬱々とは全くしてない。スッキリして、好きなゴルフも楽しめるな」と語った。また五輪については、すでに務めることが決まっている選手村の村長として貢献するとし「村長が、できることはうれしい」と前向きだった。

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