貴景勝 悔しさ糧に再出発誓う「焦らずに状態を上げていきたい」

 大相撲初場所を左足首負傷で途中休場した大関貴景勝(24)=常盤山=が2日、初の綱とり失敗を受け止め、雪辱を期した。この日は都内の部屋で基礎運動を行い調整し稽古後、電話取材に応じた。

 横綱への初挑戦は初日から4連敗で散った。「弱いから負ける。強ければ勝つし。まだまだもっと強くならないといけないということ。負けるということは実力が足りないということ」と、悔しさが今後の糧になる。

 一転、春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)はかど番となる。「また一生懸命、頑張って来場所しっかりやっていきたい」と再出発を誓った。

 四股を踏んだ時などまだ患部に痛みが残る。「しっかり焦らずに状態を上げていきたい」と、リハビリと鍛錬を地道に続ける。

 春場所は地元兵庫に近い大阪から東京開催に変更。2019年に大関昇進を決めるなど春場所は相撲人生でも節目となってきた。

 「ご当地なので残念ですけどね。土俵に上がったら大阪も東京も関係ないので頑張りたい」と意気込んだ。

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