五輪イヤー初戦に代表勢V逸 楢崎智亜2位「厳しい流れ」
「スポーツクライミング・ボルダリング・ジャパンカップ」(31日、駒沢屋内球技場)
男女決勝が行われ、五輪代表は女子の野中生萌(23)=XFLAG=が2位、野口啓代(31)=TEAM au=が準決勝敗退、男子の楢崎智亜(24)=TEAM au=が2位、連覇を狙った原田海(21)=日新火災=は6位に終わった。
五輪イヤー初戦だったが、代表勢は無念のV逸となった。男子世界王者の楢崎智は、決勝で全完登したものの、試技数の差で藤井に敗れ2位。「パワフルな課題が多くて、厳しい流れだった」と振り返った。ただ、「感触はいい。このまま行けば、もっともっと強くなれる」と手応えをつかんだようだった。調整不足で6位に終わった原田は「準決勝で出し切ってしまった」と振り返った。
女子は野中が2位。それでも「フィジカルの強度は上がっている」と納得の表情だった。V12を狙った野口はまさかの準決勝敗退。久々の実戦で「集中しきれなかった。気持ちが足りなかったかな」と残念がった。日本代表の安井博志ヘッドコーチは「状態の確認はできた。懸念はない」と総括した。




