全日本ジュニア女王・松生、逆転で初陣V「結果を残せたのはうれしい」

 「フィギュアスケート・全国高校選手権」(24日、ビッグハット)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の全日本ジュニア女王・松生理乃(16)=愛知・中京大中京高=が120・30点をマークして逆転し、合計181・33点で初優勝した。2位はSP6位の江川マリア(福岡・香椎)が合計157・50点、3位はSP1位の横井きな結(愛知・中京大中京高)で合計156・97点だった。

 流れるようになめらかに演じながらも、どこか力強い。初出場での優勝に松生は「結果を残せたのはうれしい」と喜んだ。冒頭からジャンプを決め勢いに乗ったが、最後の連続ジャンプで転倒。ノーミスを目指していただけに「納得のいく演技ではなかった」と振り返ったが、SP2位から逆転勝ちを収める強さを見せつけた。

 小学3年生から本格的に競技を始め、憧れの選手は元世界女王で中京大中京高の先輩でもある浅田真央さんという。「オリンピックに出られて、感動する演技をしたのはすごいと思ったし、自分もやりたいと思った」と目標にもする。

 今季は全日本ジュニア女王に輝き、全日本選手権では4位に入賞と躍進が止まらない。いつかは浅田さんのように五輪の舞台で舞うために。「今は目の前の試合とか、一つ一つの練習をしっかりこなしてやれたら」と一歩ずつ夢に近づいていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス