照ノ富士が11勝、大関復帰に前進「来場所も集中」目安“33勝”へ…先場所13勝
「大相撲初場所・千秋楽」(24日、両国国技館)
関脇照ノ富士(29)=伊勢ヶ浜=が前頭7枚目の明生(立浪)をすくい投げで破り、11勝4敗として場所を終えた。先場所は13勝を挙げており、来場所の大関取りへの目安となる「33勝」に向けて大きく前進した。
11勝目を挙げた照ノ富士は「落ち着いて取れた。狙い通りではないけど、いい相撲が取れた」と納得の表情。この日の白星で技能賞も3場所連続で受賞し、「小さい人だけでなく(体が)デカい人も技能賞をもらえるんだと見せたかった。そういう意味では良かった」とうなずいた。
今場所は6日目までは3勝3敗と苦しんだが、徐々に調子を取り戻し、終盤は2大関を破るなど星を二桁に乗せた。先場所は13勝を挙げ、今場所も11勝。来場所、大関とりの目安となる「33勝」を目指す上で大きな足固めとなったが、「来場所も一日一番、集中して頑張ります」と力を込めた。
一時は序二段まで転落したが、17年秋場所以来の大関復帰を視界に捉えた。