“業師”宇良、反り技不発 浴びせ倒しで敗れ10勝5敗「最後、勝ちたかった」
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「大相撲初場所・千秋楽」(24日、両国国技館)
人気業師の十両宇良(28)=木瀬=が貴源治(常盤山)に浴びせ倒しで敗れ、10勝5敗で今場所を終えた。
低く潜りこもうとするが突き放され、見合う形に。飛び込んで反り技に入る。腕がすっぽ抜け、上から押しつぶされた。
「最後、勝ちたかった。力を出し切れたので良かった。体は勝手に動いてやってるけど、ちょっと焦ったかな。まだちょっと力が必要かな」と、技の不発を悔しがった。
2度の右膝手術を乗り越え、先場所、3年ぶりに十両復帰。先場所の9勝を越える2桁星。「15日間とりあえず終えることができて良かった。たまたま勝ち越しただけ。この先どうなるか」と浮かれることはない。
次は地元大阪で春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)。2017年秋場所以来の幕内返り咲きも狙える番付に上がってくる。「本当に一場所、一場所、勝ち越しを目指して頑張ります」とうなずいた。