照ノ富士、正代破って10勝目「よく残った」来場所大関とりへ足固め

組み合う照ノ富士(左)と正代=両国国技館(撮影・堀内翔)
照ノ富士(背中)にはたき込みで敗れ、3敗となった正代=両国国技館(撮影・佐藤厚)
照ノ富士が叩き込みで正代を破る=両国国技館(撮影・堀内翔)
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 「大相撲初場所・14日目」(23日、両国国技館)

 関脇照ノ富士(伊勢ヶ浜)が、2敗でトップを並走していた大関正代(時津風)をはたき込みで破り、10勝目(4敗)を挙げた。

 相手に中に入られたが何とか体勢を入れ替え、背中につかれそうになっても土俵際で一回転しながら必死に残し、最後ははたき込んだ。大熱戦をものにし、「もう、よく残ったなと思います。(執念?)常に毎日一生懸命やろうと思っているので」と汗をぬぐった。

 6日目までは3勝3敗と苦しんだが、徐々に調子を取り戻し、終盤は2大関を破るなど星を二桁に乗せた。先場所は13勝を挙げ、今場所もこれで10勝。来場所、大関とりの目安となる「33勝」を目指す上で大きな足固めとなったが、「まあ、まだ明日があるので。明日一日頑張ってから」と千秋楽に向けて集中した。

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