石川佳純 久々の日本一に「五輪で最高のプレーを」【一問一答】

 「卓球・全日本選手権」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)

 27歳の石川佳純(全農)が1827日ぶりの涙の復活Vだ。女子シングルス決勝で、ともに東京五輪代表の伊藤美誠(20)=スターツ=と対戦。1-3と後がなくなってから4-3と逆転勝ちし、16年大会以来5年ぶり5度目の優勝を果たした。5度目の制覇は女子歴代3位タイで、5年ぶりの全日本女王返り咲きは史上最長記録。日本卓球界を長年けん引してきた第一人者が、東京五輪イヤーに復権を果たした。

 ◇  ◇

 -伊藤と対戦する心境はどうだったか。

 「中国選手にも勝っているので見習うことがたくさん。(自分の方が)年は上だが、負けてもともとと思ってコートに入ったので気持ちで優位だった」

 -久々の日本一。

 「うれしい。恥ずかしくないように、五輪で最高のプレーができるようにしたい」

 -過去の優勝と比べて。

 「気持ち的にも技術的にもチャレンジする気持ちが大きかった。(11年に)初優勝した時は守りたい気持ちはなく勢いで勝つ感じだった。今回はそれを思い出して、自分でつかみ取る気持ちだった」

 -5度目のVで平野早矢香さんに並んだ。

 「自分が高校生の時に平野さんの決勝をずっと見てきたので、偉大な先輩に並べて光栄ですごくうれしい」

 -若手が台頭する中での優勝。

 「今の日本の女子はレベルが高いので、その中で優勝できたのはすごく自信になる」

 -コロナ対策で特殊な形式。五輪でも無観客などが想定される。

 「新しいルールを受け入れてやっていかないといけない。完全な形でなくても五輪の舞台に出たい」

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