早田ひな惜敗…V2逃すも伊藤美誠との1時間超え死闘で自信「一番いい試合」

伊藤美誠に得点を奪われ、ガックリする早田ひな=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・北村雅宏)
準決勝で伊藤美誠(右)に敗れ、ベンチに戻る早田ひな=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
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 「卓球・全日本選手権」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルス準決勝が行われ、前回覇者の早田ひな(20)=日本生命=は、18、19年大会女王の伊藤美誠(20)=スターツ=と激突し、1時間を超えるフルゲームの激闘となったが、3-4で惜敗。2連覇はならなかったが名勝負を繰り広げ、「今までやってきた中で一番いい試合だった」と胸を張った。

 3年連続で準決勝での顔合わせとなった盟友対決は、昨年と同様フルゲームの接戦となった。第1ゲームは早田が得意のフォアドライブで得点を重ねて先取。ただ、第2ゲーム以降は伊藤が対応し、ラリーの展開が増えた。早田が3-2と王手を懸けたが、第6ゲームを奪われると、最終ゲームは8-8から連続失点。最後はラリーでの返球がオーバーとなって力尽きた。

 「7ゲームとも接戦で、最後の一本で仕留められるかどうかという試合だった。自分を信じて戦う境地までいった。悔しいけど、やりきった感じがある」

 1年ぶりの再戦で敗れたが、「去年決まっていたボールが決まらない」と互いのレベルアップを肌で感じた。サーブやコース取りのハイレベルな読み合いになったといい、「コート上でバチバチしていた。駆け引きが面白い。ずーっと考えていた」と早田。「頭が本当に疲れた」と出し切った様子で、「中国選手にも互角に戦える伊藤選手とここまで戦えたのは自信にしていい」と胸を張った。

 自身はコロナ禍もあって1年近く国際大会から遠ざかっているが、この試合で自粛期間の練習の成果に手応えをつかんだ。「早く中国選手とどれくらいできるようになっているか戦いたい」と腕試しを心待ちにした。

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