16歳・木原は4強で散る「実力出せた」 11歳差の石川から脅威の11連続得点も
「卓球・全日本選手権」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)
女子準決勝が行われ、19年大会で準優勝の木原美悠(16)=エリートアカデミー=は、東京五輪代表の石川佳純(27)=全農=との11歳差対決に2-4(5-11、6-11、8-11、11-2、11-7、6-11)で敗れた。
勝ったことがない石川の壁を、また超えられなかった。序盤から圧倒され、早々に3ゲームを奪われた。だが「いつもだったら相手のペースで負けてしまうけど、(それは)絶対ダメ。1ゲームは取る」と、第4ゲームでは0-2から脅威の11連続得点。合計2ゲームを奪い返す気力も見せ、「実力は少し出せたんじゃないか」とさっぱりとした表情だった。
史上最年少優勝はできなかったが、大先輩の石川に「少しずつ近づいてきてるかなと思います。次やった時は勝ちます(笑)」。期待の若手は「今年の抱負は、試合があった時に相手に思い切って向かっていく気持ちで臨みたい」と成長を誓った。