早大は連覇ならず 8トライ奪われ黒衣軍団に粉砕…後輩たちに思い託す

 「ラグビー・全国大学選手権・決勝、天理大55-28早大」(11日、国立競技場)

 “黒衣軍団”に、早大が粉砕された。トライを返してもすぐに2倍、3倍返し…。8トライを奪われて連覇を阻まれたナンバー8の丸尾崇真(4年)は「素晴らしいチームをつくり上げた」と相手を称えた。

 丸尾にとって、“現役ラストゲーム”だった。この日、卒業後に海外留学を考えていることを明らかにし、「第一線ではやらない。ここで優勝がかなわずに、競技を離れるのは心残り。やりきれない思いはあるが、この経験があるからこそ、前へ進めたと言える人生を歩みたい」と先を見据えた。

 コロナ禍でも「ラグビーができて幸せだった」と話した主将はチーム関係者や医療従事者に感謝の言葉を伝えた。同時に、後輩たちに「この舞台に立って、もう一度(日本一のタイトルを)取ってくれることを願っている」と思いを託し、国立を去った。

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