貴景勝の綱とり、V争いに期待 初場所、10日に始まる

 大相撲初場所が10日に東京・両国国技館で始まる。新型コロナウイルス感染の白鵬、腰に不安を抱える鶴竜の両横綱が3場所連続で初日から不在。初めて綱とりに挑む貴景勝に加え、ともにかど番の正代、朝乃山の3大関を中心とした優勝争いが期待される。

 9日午前に国技館で土俵祭りが営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)らが15日間の安全を祈願した。協会員へのPCR検査で平幕千代翔馬ら新たに5力士の感染が判明。けがの鶴竜を含め、16人の関取が休場する。初日からの休場者数では戦後最多。

 昨年11月場所は13勝2敗で2度目の優勝を遂げた貴景勝は順調な調整を進めた。

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