ソフトボール・藤田倭 五輪直前の移籍は「上野さんの存在がすごく大きかった」

新チームでの練習を始める(左から)上野由岐子、藤田倭=宇津木スタジアム(ビックカメラ高崎提供)
 ビックカメラ高崎への入団会見をオンラインで行う藤田倭投手
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 東京五輪で金メダル獲得が期待されるソフトボール女子日本代表で、投打の「二刀流」で活躍する藤田倭投手(30)が7日、日本リーグ女子1部の強豪、ビックカメラ高崎(群馬県高崎市)への入団会見を行った。

 高校を卒業した09年から、同リーグ1部の太陽誘電(同)でプレーしてきたが、新型コロナ禍で「このままで五輪までに成長できるのかなと悩むことが多くあった」。考えた末にたどり着いたのは、自身と「二枚看板」として注目される、日本代表エースの上野由岐子投手(38)の存在だった。「次のステップに進む時に上野さんの存在がすごく大きかった」。08年北京五輪で日本を金メダルに導いた実力者と同じチームで練習を共にするために、昨年のリーグ戦が終わってから、移籍を決めた。

 この日は新チームで初めての練習を行った。昨季2年連続13度目の優勝(前身時代を含む)を達成しただけに「日本一のチームということで、雰囲気や一人一人の勝負への向き合い方がすごく強い」。早速感銘も受け、「日本一になったことがないので、日本一を経験したい。(新しい環境で)変われるんじゃないかと期待もしてます」と目を輝かせた。

 夏には東京五輪が控える。「東京五輪に向けて自分のプレーが大きく影響すると思う。もっと責任感を持って、色んな方からスキルや心の持って行き方を改めて勉強して、1日1日を大切にしたい」と新天地での飛躍を誓った。

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