陸上五輪代表・新谷仁美、さらなるスピード強化へ 5000メートルの日本新最低条件

 陸上女子で東京五輪1万メートル代表の新谷仁美(32)=積水化学=が25日、都内で公開練習を行った。4日の日本選手権で30分20秒44の日本新記録を樹立し代表に内定したが「酔いしれている場合ではない。次の戦いや、ワンランク上で戦うためには準備をしないといけない」ときっぱり。世界のトップレベルと戦うには29分台が必須となるため、まずは「5000メートルの日本記録更新」を最低条件とし、さらなるスピード強化を図っていく。

 今後は未定としながらも「ハーフマラソン、10キロのロード走は海外で試合が開催されればチャンスを狙っていきたい」と新谷。今年も残り1週間を切った。「来年は勝負の年。全ての試合で勝ちにいく」。闘志に燃えるベテランランナーが五輪イヤーも全力で駆け抜ける。

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