レスリング・高谷惣亮4階級制覇V10 NiziU“縄跳びダンス”披露

 「レスリング・全日本選手権」(20日、駒沢体育館)

 計6階級が行われ、男子フリースタイル92キロ級は、86キロ級五輪アジア予選代表の高谷惣亮(31)=ALSOK=が制し、74、79、86キロ級に続く4階級制覇で10年連続優勝を成し遂げた。

 V10の偉業を達成した高谷は、金字塔のすごみとは対照的に軽やかなステップを踏んだ。マット上でガールズグループ「NiziU(ニジュー)」の“縄跳びダンス”を披露。「僕は30(代)だが、年齢に負けないように気持ちは20(にじゅう)で頑張りたい」と気炎を上げた。

 今大会は1階級上げて出場したが、スピードと技術で圧倒した。2021年3月のアジア予選で2位以内に入れば五輪切符獲得となるが、「2位じゃダメ。優勝して高谷なら金メダルを獲ってくれるという期待を背負って戦いたい」と決意を語った。

 来夏の五輪開催に懐疑的な声もある。「国民の皆さんがスポーツを応援できる態勢になってから、その中で金メダルを獲りたい」。コロナ禍収束と悲願成就という“二重”の願いを込めた。

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