内村のライバル宮地は無念の予選落ち I難度ミヤチ成功もコバチで落下「仕方がない」

着地に失敗した鉄棒を終え、悔しそうな表情を見せる宮地秀享=高崎アリーナ(撮影・高部洋祐)
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 「体操・全日本選手権」(11日、高崎アリーナ)

 男子予選が行われ、東京五輪に向けて鉄棒専念を決めた五輪個人総合2連覇王者の内村航平(31)=リンガーハット=は、H難度の大技ブレトシュナイダーを決めるなどほぼ完璧な演技で、国内大会ながら採点基準変更された17年以降では“世界最高得点”となる15・533点をマーク。予選1位で13日の決勝進出を決めた。五輪出場を争う宮地秀享(26)=茗渓ク=は落下が響き、13・866点の30位で予選落ちとなった。

 五輪代表争いにおける内村の最大のライバルとなる宮地は、自身の名がつくI難度ミヤチを決めたものの、4つ目の離れ技であるコバチでバーを掴みきれず落下。30位に終わり、予選落ちとなった。「準備は1番できていたし、やりきった感じはある。仕方がない」と、悔しさを噛みしめた。五輪に向けては、来春の国内選考会に懸けることになったが「どうするか考えたい」と、話すに止めた。

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