力士3人がコロナ感染 協会内に危機感「そんなに重い症状ではない」

 日本相撲協会は10日、同じ部屋に所属する幕下以下の力士3人に新型コロナウイルス感染が確認されたことを発表した。9日に3人が発熱、せきなど症状を訴え、PCR検査を受け、この日、陽性と判定された。

 今後は保健所の指示に従い、入院治療など対処を行う予定。部屋の濃厚接触者を特定し、検査も行っていく。濃厚接触者でない部屋関係者も協会としてPCR検査を実施する。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)は電話取材で応対。「これから保健所の指示で判断していく。『そんなに重い症状ではない』ということだが様子を見ないと」と説明した。

 都内の1日の感染者はこの日初めて600人を超し、感染状況は悪化している。協会は新たな感染者を受け、全協会員には通達が出される。

 同部長は「『コロナウイルスは目の前にまでやってきている。大丈夫という気持ちが感染を拡大させる』というような内容の文書をこれから出す」と危機感を強めた。

 協会員で感染が起きるのは9月に玉ノ井部屋で力士28人中、24人が集団感染して以来となる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス